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  10 ,2020

徒然叢

つれづれと記される雑記ばかりのブログ。たま~に執筆していたりします。

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Category: 駄文

Tags: ---

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日常と非日常

 先日の記事にも書きましたが、ようやくスカーレットクリアしました。

 まさに最終作に相応しいともいえる完璧な出来。

 そんな個人的題絶賛の作品、レビューさせていただきます。

 ちなみにネタバレあり。

 それでもいいという方だけお入りください。

 非日常への扉を。

 ねこねこソフト最終作『スカーレット』

 最初このタイトルを聞いたときはやはりねこねこの中でもトップクラスに入る名曲『スカーレット』を思い出さずにいられなかった。

 感動する場面にここぞとばかりに使われるスカーレット。みずいろを始めとした名場面をいくつも彩ってきた。

 心を揺さぶるこの曲は、まさにねこねこを象徴する曲といっても過言じゃないだろう。

 そんな曲の名をタイトルにした魂の一作。

 渋めのエンタメといわれてましたが、まさにその言葉がピッタリと来るシナリオでした。

 日常と非日常。

 その境界はどんな壁よりも高くて、普通ならば壁に近寄ることすら出来ない。

 しかしそれを実践したのがこの物語の主人公『大野明人』

♯00_境界

 彼は日常に退屈し、非日常を追い求め旅をして最後にたどり着いた沖縄。

 そこで明人から見た非日常の人物である別当・和泉しずか・スカーレットと出会う。

 これがこのスカーレットの全ての始まり。

 最初の章では日常と非日常の隔たりの高さを描いていた気がします。日常で生きていた明人が見た非日常。それは非日常をただの憧れでなく、ホントにあるものだと認識させ、それに飛び込もうとする気持ちを膨らませたのが印象的。

 ここはほとんど明人視点で物語が進む、このゲームにしては最初で最後の章。この導入は正解ですね。明人はオレ達と比較的近い位置に存在する主人公ですので、いきなり九郎を出すよりもずっと物語りに入り込みやすい。

 そして何よりプレイヤーにも非日常を抱かせることに成功したのが一番かも。


♯01_本物

 明人が本当に非日常へと飛び込むシナリオ。そしてここでメインの登場人物が出揃います。

 主なミッションはアメリアとの出会いと、アメリアパパの救出、そして絶対に解けない暗号の完成。そして消去。

 まさにハードボイルド万歳のシナリオ。街中で銃撃戦繰り広げるわ、船が爆撃されるわ……もう痺れまくりです。

 あとこの章だけ学園生活がちょろっと入ってます。明人としずかの予想外の出会い、そしてアメリアの転校(ガマ口付き)。ほんの短い間だったけど、ねこねこらしい学園もののテンポでしたね。

 まぁその後あっさりとナセルと九郎によって非日常へと引っ張られるんですが。

 この章でもっとも印象に残ったのはラスト。

『100万ドルの小切手を受け取って日常へ戻るか、それとも死か』

 九郎に2つの選択を迫られたとき、明人の取った行動は……

『小切手を破り捨てて非日常へと踏み出す』

 ことでした。

 こうして明人が以前九郎に貰ったベレッタは本物になったのだった……。


 最後にもあるけど、九郎と明人の選択ってスゲー好き。まさにハードボイルド。


♯02_再来

 ♯01から2年後。

 ミビアという南アフリカの国の選挙を操作するシナリオ。

 九郎が高級諜報員の手腕振りを発揮してました。そして非日常に踏み込んだ明人の成長もバッチリと見られる。

 金での駆け引きによる駆け引き、加えて最後のどんでん返し。

 見てて気持ちのいい、手に汗握る展開に引き込まれる引き込まれる。

 これはもう完全に構成の勝利。


Intermission:しずか 

 しずかと明人ママ大活躍。つかいつものねこねこらしいシナリオだった。

 ここでは日常に焦点が当てられていて、非日常に踏み込んだ明人が日常ではどう暮らして、何も知らない親とはどう接しているのかがポイント。

 あとしずかの巨乳に敵対心を燃やす姿に笑うシナリオでもある。つかしずかさん、明人君が巨乳好きじゃなければロリペドでもいいんですね……女心って難しい。

♯03_縁

 過去。それもしずかの出生にかかわる過去の話。

 小さい頃エレナという少女に出会ったレオンは、病気の彼女を助けられなかったことを苦に医者になることを決意。

 医者になった後彼女と再会するが結局助けることは出来ず、その娘イリカを引き取る。

 しかしイリカもまたエレナのように原因不明の奇病に冒されていて、医学では治すことは出来ない。

 そこでレオンが手を出したのが……イリカのクローンを作ることだった。
 
 イリカを助ける為にクローンとして生まれたしずか。

 けどイリカが本当に求めるのは助かることよりも、幸せな日常を送ることで……でもレオンはそれに気づいてやれず……。

 でも最後にほんのちょっとでも家族というものを体験できたイリカは幸せだったんじゃないかな? 

 けどレオンの助けたい気持ちもわかるし……上手く行かないよな、ホント。

 この過去を辿る上で九郎と美月の過去も色々とあるわけだが……美月可愛すぎ。ほどよいツンデレでしたね。

 まぁ美月の本領は30超えたところですが。

 30歳以上のヒロインに萌えたのは涼子さん以来です。

 そんな♯03。


Intermission:非日常

 明人からみた非日常の象徴である九郎からした非日常の話。まぁこちら側の日常ってやつです。

 九郎と美月とアメリアの3人で遊びに行く話。

 にしても美月の登場シーン……というか服装にはマジビビリました。

 32歳であの服装……そして頭に花。

 けど美月なら許せます。

 むしろあんな32歳が愛しいです。


Intermission:ルール

 現在のルールを作り上げた過程の話。

 主役は九郎の父親八郎。彼がどうやって現在のルールを作り上げてきたのかが説明されてます。

 七葵(八郎の父親)は旧体制の考えで、八郎はそれに嫌気が差し、親父を殺してまで新しいことを始めた。

 ある意味革命ですね。そんな革命の台頭者の話なので、あまりいい気持ちはしませんが、これもまた必要なことなのでしょう。


♯04_日常。

 全ての集約。

 明人がマゼランという高級諜報員に騙され島流し。そしてしずかも島流しに付き合う。普段距離の微妙だった二人が一気に加速し、くっつく。

 一方明人がマゼランに騙されたのは自分のせいだと責任を感じる九郎。美月と協力し、島から二人を救出させようといろいろと策をめぐらす。

 島から脱出するときのギリギリ感がもうアクションシーンのクライマックスを見てるかのように錯覚してしまう。それくらい熱い展開でした。

 最後にもう一度良質のハードボイルドをもってきたことは正解でしたね。

 そして全てが終わった後……九郎は明人に二つの選択肢を用意する。

『しずかか、ベレッタか』

 非日常の始まりであり象徴であるベレッタと、日常へ戻る架け橋であるしずか。

 けどそんなの聞かれるまでも無く明人は日常へと戻っていった。

 そしてエピローグ。

 しずかと会社を興し、日常へ戻った明人。

 数年ぶりに九郎と美月の二人と再会するが、二人は明人のことを知らないものと扱う。

 けどそれは九郎なりのけじめで……。

 後味のいいラストが、いかにもエンタメらしくて気に入ってます。


 ねこねこ曰く『渋めのエンタメ』

 音楽とシナリオ共にまさに渋め。今までのねこからは考えられません。

 一度は憧れる『非日常』という世界。

 現実ではありえないけれど、それでもかっこいい世界がここに描かれていました。

 九郎という非日常の象徴を追いかけ続けた明人。

 日常からこちらへと飛び越えてこようとする明人を羨む九郎。

 この二人の物語がうまい具合に組み合った最高のシナリオでした。

 なんというか……あっという間に終わってしまって。テンポがよくて、面白かったからでしょうね。いろんなところで言われてますが、確かにあと少しミッションは欲しかったかも。♯02のあとに2つくらいあっても良かったかな? もう少し非日常に飛び込んだ明人の活躍と、九郎のかっこいい場面を見ていたかった気がします。


 なにはともあれねこねこもこれで最後。

 一番最初にやったのはみずいろで、気がつけば麻雀以外のソフトを全てやってました。

 それくらい片岡ともさんのシナリオは好きでしたし、サナララからですが木緒さんのシナリオも好きでした。ファンサービスがいいのモチロンなんですが、やっぱりオレの感性に合う作品を作り続けてくれたからでしょう。

 ホントにいままでご苦労様でした。

 
おまけについて
 最後だけにはじけてましたね。
 ねーちんのがあったのはスゲー嬉しかった。けど佐々井亭には間違っても行きたくないです。
 あと涼夏のえちぃはかなりのストライクでした。つか近距離涼夏大好きです。
 みずいろも懐かしかったなぁ。エロ大魔王の閉店は驚きましたw
 欲を言えばもう一度幽波紋ネタをやって欲しかった……。

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小椋 叢葦

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